京都の恵文社に見る町の本屋の未来

【意見】京都の恵文社に行って小売業の未来について考えてみた。

恵文社 の魅力

昨年12月に京都一乗寺にある 恵文社 へ柴田元幸さんの朗読会を聞きに行ってきました。元々朗読会なんて興味がなかったんですが、昨年の夏に行われた柴田さん、古川日出男さん、管啓次郎さん、小島ケイタニーラブさんの4人が行った銀河鉄道の夜の朗読劇に感動し、今回は京都まで足を伸ばすことにしました。

恵文社には”コテージ”とよばれる収容人員40名位のイベントスペースがあります。ギリギリの時間に行くとほぼ満員状態でした。柴田さんのトークが面白く、朗読した短編4つも独特の後味の悪さがあるクセのある作品で、あっという間の2時間でした。

質疑応答では文学青年・少女と言った雰囲気の学生がそれぞれ深い質問をしていて、さすがに学生の町だなと変に感心しました。

【意見】京都の恵文社に行って小売業の未来について考えてみた。
ご存じない方もいるかも知れませんが、一乗寺は四条や京都駅等の中心部からは少し離れた閑静な住宅街です。オタク的には”けいおん×えいでん”で有名な叡山電鉄が最寄り駅です。駅自体もOPでちょっと出てたりします。

けっして繁華街ではありません。四条等の中心部からも結構不便な場所にあります。そんな立地にあるにも関わらず、恵文社はかなり有名な本屋です。

僕も今回が初めての訪問ではなく、学生時代から何度も通っています。品揃えはAmazonを初めとするネット通販で買うことの本ばかりですが、ここに来るといつもかなりの量の本を買いだめしてしまいます。

本屋のセレクトショップ化

恵文社の売り場面積はそれ程広く有りません。しかも本棚ではなくテーブルに平置きするような陳列が多く、スペースを贅沢に使っています。品揃えも他の街中の大型書店と比べるとかなり少ない方です。でも、ここに来るお客さんは恵文社に置いている本だからという理由で本を買って行きます。

品揃えではなくセンスを売る
服飾でいえばBEAMSのように、センスはブランドになります。同じ感性を持つ人が集まる場が出来ます。本屋も同様です。アマゾンに行けば、自分で選べば買いたい本は必ず手に入ります。でも、「こんな本もあるよ?」と提案はしてくれません。価格で差別化出来ず、品揃えで必ずネット通販に劣る本屋が唯一他と差別化できる点はこのセンスだと思います。

場の活用

同じ感性を持つ人が集まる場が出来れば、それをより活かすことも出来ます。恵文社ではコテージと言うイベントスペースがあります。近くにはカフェも集まり、独特のセンスを持つ”村”が出来上がっています。

場が出来ればイベントも行えるようになります。それがまた人を呼びより多くの同じ感性を持つ人が集まるようになります。集った人はファンになります。

SNSを通じてファン同士も交流を促し、その輪が全国に広がれば、店舗だけではなくネット通販でもファン作りが行えます。

形が無いものを売る

本を並べてれば売れるという書店は相当立地がよくない限りはなくなっています。店員のセンスや空間等、本以外の付加価値をどれだけ提供できるか。

形に無い価値をどれだけ意識できるかが本屋の生きる道な様な気がします。

ではでは

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