【自分語り】子供の頃の クリスマス に学んだ事

【自分語り】子供の頃のクリスマスに学んだ事

僕が小学校4年生の クリスマス の話

その年のイブの夕食はいつもの年とは少し違っていました。

自宅で個人商店を営んでいた僕の家は、年末はかきいれ時です。おとん(父)は忙しく配達に動き回り、おかん(母)はずっと店に出ています。夕食も皆バラバラに取るのが当たり前でした。でも、イブだけは両親は夕方にはなんとか仕事の段取りをつけてくれました。夕食にローストチキンとケーキを家族そろって食べ、サンタクロースが来てくれるように早めに寝ることになっていました。

ただ、この年のイブは夕方から急な来客がありました。

この来客というのがちょっと変わった人で、個人商店を営んでいた僕の家に時々、「飲みましょう」とか「飯食わしてください」とか言いつつ突然やってきて、深夜まで僕の両親と飲み食いをして帰っていきました。

その人は、両親が営んでいた隣のアパートに住んでいる北海道出身の製薬会社の若手MRのTさんという人でした。Tさんが家に来るときは実家から送られてきたイクラとかカニとかを差し入れてくれる事もあり、子供の頃の僕や弟も夜更かしをしてそんな差し入れを一緒に食べることができました。

美味しいものを食べられるのはもちろん、人柄も豪快で楽しい人だったのと、親公認で夜更かしができるので、Tさんが来ることを僕らはひそかに楽しみにしていました。

ですが、この日ばかりは事情が違います。サンタクロースのために家族そろって早めに寝なくてはいけません。

カニやイクラを持ってきてくれようが、人柄が豪快で楽しい人であろうが、深夜まで飲み食いするTさんはこの日は招かれざる客でしかありません。仏頂面の僕たち兄弟を尻目にいつもの様に両親と飲み会をはじめるTさん。

このままTさんと両親が深夜までどんちゃん騒ぎをしてたら、サンタクロースが来てくれないかも知れないと思った僕たちは、半泣きになりながら両親に訴えました。ほろ酔いの両親に「大丈夫だからあんたたちはもう寝なさい」となだめられ、2階の子供部屋に向かいました。けれど、1階から聞こえてくる両親とTさんの会話が気になってなかなか寝付けずにいました。

それでも何とか眠る事ができ、翌日、ドキドキしながら居間に行きます。そこには一枚の封筒が。プレゼントが無い事にドキドキしながらその封筒を開けると、現金5,000円と手紙が入っていました。

”これで好きな物を買ってください” サンタより

どうやらサンタクロースはイブの夕方にプレゼントを仕入れに行くつもりだったようです。

子供心にはショックな出来事でしたが、おかげで生まれて初めておもちゃ屋に1人で行って買い物をするという貴重な経験ができました。

お金を使うという行為は中毒性があります。思えばこの頃からです。親しい人に「プレゼントに何が欲しい」と聞かれたら「お金」と答える人になったのは。

ではでは。

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